J2アルビレックス新潟は17日、GK野沢洋輔(40)の現役引退を発表した。野沢は11月19日に今季限りでの契約満了が発表されていた。19日に新潟市陸上競技場で引退会見を行う。

98年に清水エスパルスに入団し、00年に当時J2の新潟に移籍。03年にフル出場してJ1昇格の原動力になった。その後、湘南ベルマーレ、松本山雅に移籍し、15年からはシンガポールリーグ・新潟シンガポールでプレー。今季11年ぶりに新潟に復帰した。今季の出場は最終節長崎戦の1試合。22年間の現役生活だった。

通算成績はJ1で75試合出場、J2は219試合出場。カップ戦は18試合、天皇杯は11試合に出場した。クラブを通じて「野沢、引退します。22年間、応援、ご指導、さまざまなご支援やサポート、ありがとうございました。偉大な先輩方とともにプレーさせてもらい、現役生活の長さくらいは肩を並べようと頑張ってここまできました。現役を続けたい気持ちはまだありますが、ここらへんでグローブを置きたいと思います。清水、新潟、湘南、松本、そしてシンガポール。どれもいい街でみなさんとの思い出は最高の宝物です。僕に関わっていただいたすべての方に感謝します。また会いましょう」とコメントした。

◆野沢洋輔(のざわ・ようすけ)1979年(昭54)11月9日生まれ、静岡県出身。日大三島から98年清水に加入。00年、新潟に移籍し03年のJ2優勝、J1昇格に貢献。09年、湘南に移籍、12年から松本。15年からシンガポールリーグ・新潟Sに所属し、16年からリーグ3連覇に貢献。19年、新潟復帰。通算成績はJ1で75、J2で219、カップ戦18、天皇杯11試合に出場した。シンガポールではリーグ戦94試合出場。180センチ、75キロ。背番号21。