静岡学園が鹿児島実と両校優勝した95年度大会以来24年ぶりの決勝進出を決めた。

超攻撃の静岡学園と堅守の矢板中央。前半は互いのスタイルそのままの構図となった。プレーエリアはほぼ矢板中央の陣内。静岡学園は鹿島内定のMF松村優太を中心に、左サイドから個人技と細かいパス回しで次々とゴールに迫った。対して矢板中央はDF長江皓亮主将を中心にゴール前をがっちりと固め、体を張ってクリアを続ける。そのままカウンターに入りたいところを静岡学園も許さず。仕掛け続ける静岡学園と受けて立つ矢板中央は互いに引かず、スコアレスで前半を終えた。

後半に入っても両者引かないまま、迎えた後半ロスタイム。静岡学園がPKを獲得した。キッカーを務めた松村がこれを右へ決めた。これがラストプレーとなり、値千金の決勝ゴールで矢板中央を下した。

決勝は青森山田と対戦する。