全国高校サッカー選手権で、24大会ぶりの優勝に王手の静岡学園は12日、埼玉スタジアムに隣接する第2グラウンドで約1時間30分の最終調整を行った。

13日の決勝・青森山田(埼スタ、午後2時5分開始)戦に備え、主力組は軽めのメニューを消化。最後はセットプレーを確認し、宿舎へ戻った。川口修監督(46)は「ボールを持たなければ勝機はない。スキのない相手の組織をどう打ち壊すか。技術とアイデアを出してほしい」。磨いてきた個人技で、2連覇を狙う王者の牙城を崩す。

12日には、全日本高校女子サッカー選手権で藤枝順心が4度目の優勝を果たした。県勢初の男女アベック優勝の期待も高まる。DF阿部健人主将(3年)は「男女で優勝すれば、静岡を見る目も変わる。男子も続きたい」と闘志を燃やした。全国4037校の頂点まであと1つ。3年生の高校最後の公式戦を勝利で飾る。【古地真隆】