サッカー界にも、新型コロナウイルス発生による肺炎拡大の影響が広がっている。J1の横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸、FC東京が出場しているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)について、アジア・サッカー連盟は1次リーグの前半戦は中国国内では試合を実施せず、対戦相手の本拠地で行うことに変更。横浜と上海上港の試合は3月4日が横浜、4月7日が上海に入れ替わることとなった。村井チェアマンは「日程、ホームとアウェーを入れ替えるなど協議が続いていると聞いている」と説明した。

国内の試合でも被害拡大を防ぐための策を講じる。2月8日には富士ゼロックス・スーパー杯が開催され、同21日にはJリーグが開幕。多くのファンがスタジアムに集結するだけに、Jリーグはチェアマン直轄の調査担当者に情報収集を一元化して各クラブと情報を共有する体制を整え、ウイルス対策の啓発活動などを行う準備を進めていく方針だ。村井チェアマンは「万全を期した受け入れができるよう準備をしているところです」と話した。