天皇杯王者ヴィッセル神戸は8日に、今季最初のタイトルが懸かる富士ゼロックス・スーパー杯(埼玉)でJ1王者横浜Fマリノスと対戦する。沖縄キャンプ(1月26日~2月2日)を終えた神戸は4日、神戸市内で練習を再始動させた。

沖縄で体力や戦術面を煮詰めてきたことで、この日は最初から主力組が戦術の確認作業を行った。その中に昨年に続き主将を務めるMFアンドレス・イニエスタ(35)がおり、これまで調整遅れが心配されたが、横浜戦は先発出場が確実になった。

イニエスタが既に今季5冠獲得を目標にしたことで、トルステン・フィンク監督(52)は「確かに準決勝を目標にするなどは変な話だ。5冠、6冠かは分からないが、どの大会も優勝を狙いたい」と話した。横浜戦へは「J1王者で強敵になる。我々は追うチームであり、いい結果を出したい」と続けた。