J1清水エスパルスは9日、本拠地アイスタでJ1湘南ベルマーレと練習試合を行った。今季最初の公式戦となる、ルヴァン杯川崎F戦(16日、等々力)前の最後の実戦は、完全非公開で実施。メンバーやスコアも非公表で、昨季開幕前と同様に厳戒態勢の中で行った。

試合後にピーター・クラモフスキー監督(41)が取材に応じ「フィジカルの強い相手にテストできた。多くのチャンスがつくれていた」と満足げ。その上で「ペナルティーボックス内で決めきれば、さらに点を奪える」と課題も挙げた。

ボールを保持して主導権を握る時間も多かったようだ。MF金子翔太(24)が「決定機は多かった。目指す方向は間違っていない」と話せば、MF石毛秀樹(25)も「鹿児島キャンプの時よりもよかった」と手応えを示した。残り1週間。攻撃的な新スタイルにさらなる磨きをかけつつ、最終調整に入る。【古地真隆】