J2の東京ヴェルディが、複数のリーグ再開パターンを想定し、公式戦への準備を進めている。

チームは7日、都内の練習場で調整。Jリーグは新型コロナウイルスの影響で3月15日までの公式戦延期が決まっているが、再開時期は、再延期して4月に再開する検討もされており不透明の状態だ。

18日の再開を想定し、11日には練習試合を予定している。だが、12日に開かれる実行委員会と理事会で再延期が決定した場合に備え、水面下で3月下旬に練習試合を組む調整を進めているという。永井秀樹監督(49)は「選手に伝えているのは、再開を楽しみにしているサッカーファンに喜んでもらえるようなサッカーを見せようと。選手達は気持ちも切れることなくやってくれているのでありがたい」と話し、再延期になった場合について「少しリセットして休みも必要になる」との見解を示した。

開幕戦の徳島との試合は0-3で黒星スタートとなった。公式戦の延期で今週はミニキャンプも行い、指揮官は「メンバー選考も白紙で見直す」と掲げ、キャンプ期間中はメンバーを固定することなく横一線のスタートを促した。永井監督は「いい発見もありましたし、コミュニケーションもよく取れていた」と手ごたえを口にし、リーグ再開に向け準備は整いつつある。