J2のFC琉球が、昨年10月の火災で焼失した世界遺産・首里城の復旧へチャリティーマッチを計画していることが16日、分かった。

12日の実行委員会で報告済みで、17日の理事会で承認される見込み。

元日本代表のMF小野伸二を中心に代表OB対琉球などの試合を予定し、東京オリンピック(五輪)前に行う予定だった。だが新型コロナウイルスの影響で、公式戦の日程が組めない状況が続くため、慈善試合の日程調整も難航中。Jリーグ関係者は「リーグ戦の日程が決まらないと、チャリティーの日程も決められない。趣旨が素晴らしいので、今年中に実現できると思う」と話した。

19日にはウェブで実行委員会を開き、リーグ戦の再開予定日などを検討する予定だが、世界や国内情勢、政府の見解などJリーグ独自では決められない状況が続くため、さらに協議を重ねることも考えられる。