J1浦和レッズのMF長沢和輝(28)は19日、新型コロナウイルスの影響で公式戦中断となっているJリーグが今季のJ1とJ2で降格チームをなくす方針となったことに言及した。

同日、さいたま市で臨んだ非公開練習後、ビデオ通信アプリを通じて報道陣に取材に対応した。長沢は「Jリーグとしても未曽有の事態で過密日程になるのは間違いない。ボクたち選手は一生懸命やるだけだし、クラブとしても判断に従うだけ。良い判断をJリーグがしてくれると思う」と全幅の信頼を寄せた。

また長沢らが発案し、休校しているさいたま市内の小中高、特別支援学校の計94校の卒業生に向けた卒業メッセージ製作を企画。長沢をはじめ、槙野智章、阿部勇樹、興梠慎三ら浦和選手たちがメッセージを送る動画が完成し、順次、各学校に届けられている。

恩師、そして教師になった高校同期から相談を受けて計画したという長沢は「チームメートと話している時、ボクたちが住んでいるさいたま市や浦和の方など、地域の方々に対してアクションを起こすべきなんじゃないかという思いに至り、提案させていただきました」と経緯を明かしていた。