J2の東京ヴェルディが28日、都内でチーム練習を再開した。練習後、永井秀樹監督がオンラインで取材に応じ、J2の再開日が6月27日に決まったことに「我々が想定していたより1週間早かったが、決まったからにはそこに向かって最大の準備をしていく」と話した。

休止期間中は、週に2回、定期的にビデオ会議ソフトを使ってのミーティングを続けており、永井監督は「戦術理解のところはやれた」と振り返った。約2カ月ぶりのチーム練習に「初日にしては非常にいい動きだった。各選手が自主トレーニングの所から前向きにやってくれていて、思っていた以上だった」と手ごたえを口にした。ただ、想定より準備期間が短く「コンディショニングの部分で難しくなったかな。練習の時間も考えなくては」と、けが防止を含め調整方法を思案している。練習試合は、近隣のJクラブのみに限定されることになるという。現在、マッチメークの作業を進めており「週に1回は練習試合を組んでいければ」と話した。

また、FW大久保嘉人もオンラインで取材に応じた。チーム練習の再開に「みんなとサッカーがやれて、やっぱりこれが一番楽しいと思った」と喜ぶ一方、6月27日の再開にコンディションを合わせる難しさを挙げ「体力面を積極的に上げていかないといけない」と話した。