J1横浜F・マリノスが31日、web会議システムを利用したトークイベント「STAY STRONG TOGETHER オンライントークショー」を開催し、5月28日にベルギー2部ロケレンからの加入を発表していたMF天野純(28)やDF小池龍太(24)、リーグ戦中断後の3月にJ2アビスパ福岡から加わったDF実藤友紀(31)ら新戦力選手が意気込みなどを語った。

まだサポーターの前でプレーを披露できていない実藤は「再開日程が決まり、しっかりいい準備をして、みなさんの前で僕もプレーしたいです。試合を見に来てくれることを楽しみにしています」とあいさつ。自身の持ち味については「攻撃が好きなので、ボールを奪ってから攻撃につながるプレーを見てほしいなと思います」とアピールした。 サイドバックが主戦場の小池は、同位置の選手がめまぐるしくポジションを変える横浜の戦術への適応に自信をみせ「あんまり難しい印象はなかった。システム的にそうなってるから」と力を込めた。

昨夏の移籍から約1年ぶりの復帰となった天野も「またスタジアムで会える日を楽しみにしています」とあいさつし、「ボールを持った時のプレーを見てください」と意気込んだ。

同企画は2日間に分けて行った5月16、17日以来、2度目の開催となった。今回は1日2部制で、1部目には朴一圭(30)、中林洋次(34)、梶川裕嗣(28)、オビ・パウエル・オビンナ(22)のGK4人組が出演。2部目に天野ら新加入選手が登場した。

今回も第1回で好評だった「初デート」をお題とした私服対決企画などを開催。2部目では今季新加入のMF水沼宏太(30)が進行役を務めていたが、途中からサプライズでMF大津祐樹(30)が登場し、水沼にも私服対決に加わるよう指令。水沼は第1回で行ったストレッチ講座で披露していた「ストレッチマン」をオマージュしたという全身タイツ姿の“コウタッチマン”に再び変身するなどして盛り上げた。

横浜は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を鑑み、4月上旬から全体練習を一時休止。5月中旬からはグラウンドで少人数に分けての自主トレーニングを行っており、6月1日から全体練習を再開する。水沼は「いつも通りの練習はまだできないかもしれないけど、(J1再開日の)7月4日にまた全開でいけるように頑張っていきます」とリーグ2連覇へ向け、サポーターへ“再開ダッシュ”を誓った。【松尾幸之介】