J2町田ゼルビアは8日、約2カ月半ぶりに報道陣に練習を公開した。

新型コロナウイルスの影響で休止していた練習を、6月1日から再開していた。この日は町田市の練習場で約2時間、ポゼッション練習やミニゲームなど、負荷の大きいメニューを中心にみっちりと追い込んだ。ポポビッチ監督はここまでのチームの仕上がりに「1週間前から始まったことを思えば非常に満足している」と及第点を与えた。

J2は6月27日に再開予定。同監督は「今はプレシーズンにあたる時期。通常キャンプ期間は2部練習をするが、1回の練習時間を長くして、そのぶん疲労回復に努めるようにしている」と練習の狙いを説明した。J2はただでさえ試合数が多く、夏の過密日程は避けられない状況。シーズンを戦い抜く体力を作りながらも、けが人を少なくするために練習から工夫しているという。

主将の水本裕貴(34)も取材に応じた。活動休止期間を振り返り「こういう状況でも支えられていると実感した。再開したときにいいプレーで恩返しができれば」と話した。