Jリーグの村井満チェアマンと、神奈川県に本拠地を置くJ1横浜や川崎Fら6クラブの代表者が12日、同県庁で黒岩祐治知事を訪問し、リーグ戦再開後のスタジアムに医療従事者らへ向けた感謝のメッセージ入り横断幕を掲示することを正式に決定した。

黒岩知事は試作品の横断幕を村井チェアマンらに見せ「Jリーグの中からメッセージを発信することができないか」と掲示を提案。村井チェアマンは「我々の気持ちをお伝えできるのであれば、ぜひやらせていただきたい」と快諾した。横断幕は約12メートルの大きさ。県とJリーグ、各クラブの連名で「新型コロナと戦う医療・福祉従事者の皆様にありがとう」と印字されており、村井チェアマンは各クラブのホームゲームの無観客試合などでの掲示を予定していることを明かした。

Jリーグは今年2月にJ1とJ2のみ開幕戦を開催できていたが、その後に新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全カテゴリーのリーグ戦が中断。約4カ月の休止を経て、6月27日にJ2再開とJ3開幕、7月4日にJ1再開を迎えることを発表していた。村井チェアマンは県職員や医療従事者らによるサポートへの感謝を伝え、試合再開へ向け「徐々に徐々に十分な配慮をしながら進めてまいりますので、引き続き、ご協力いただければと思います」などとあいさつした。