J2徳島ヴォルティスは9日、FW押谷祐樹(30)に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表した。クラブ内では2人目。

徳島は6日に、MF藤原志龍(19)に陽性反応が出たことを発表し、同日にクラブ独自でPCR検査を実施した。その結果、押谷が再検査の判定を7日に受け、8日に陽性反応が出たという。

チームは8日にホームでJ2リーグ戦のV・ファーレン長崎戦を行ったが、感染者が出た影響で試合開始の6時間前まで開催の可否が決まらなかった。

押谷は長崎戦にベンチ入りせず、8日は既に自宅待機中だったが、午後8時の検温で37・3度まで発熱したという。9日は36・8度に戻っているが、引き続き自宅で経過観察中だ。感染経路は不明。直近2週間の行動履歴は、練習以外は懸念先への移動もなく、クラブ内にも濃厚接触者はいないという。他に風邪などの症状を訴える選手、スタッフもいない。今後のチーム練習についても保健所の指導を仰ぐ。

押谷は今月3、5、6、7日のチーム練習に参加していたが、検温では36度台の平熱だった。本人はクラブを通じて「たくさんの方々にご迷惑をかけ、また徳島県民の皆さまにも大変申し訳なく思っています。今回、陽性判定を受けたのは私個人となりますので、私の家族にはご配慮をいただきますようよろしくお願いします。1日も早く治して、ピッチで元気な姿を見せられるよう治療して参ります」とコメントしている。