J2のジェフユナイテッド千葉は17日、千葉市内で次戦の首位V・ファーレン長崎戦(19日、トラスタ)へむけて調整した。

千葉は今季初の3連勝中と好調で、順位も5位まで上昇。勝ち点7差で追う長崎戦でも白星を狙う。練習後にオンラインで取材対応したMF高橋壱晟(22)は「相手は首位ですけど、僕たちも今、波に乗っている。しっかりした守備から良い攻撃をみせて、カウンターだったりセットプレーでうまく得点がとれれば勝てる自信はある」と意気込んだ。

チームは8月9日から23日までの2週間で5試合をこなす日程の中、メンバーを大幅に入れ替えながら連勝を積み重ねた。12日の松本山雅戦で今季初のフル出場を果たしたDF岡野洵(22)は今季から就任した尹晶煥監督の戦術が浸透しつつあることを要因に挙げながら「1人1人のチームのためにという気持ちも強いので、すごく良い傾向にあると思います」と自信を口にする。

尹監督は緻密な守備戦術をベースとした戦い方を基本としており「ラインコントロールとスライドは徹底されているし、ポジションごとに役割がある。誰が出てもうまくいっているし、無失点で勝てていることが自信になっている」と話した。

長崎に勝てば一気に差を詰められる。悲願のJ1昇格へ向けても負けられない一戦だ。岡野は「目の前のやるべきことを一生懸命やって、チーム全体で勝ちたい」と力を込めた。