柏レイソルがロスタイムの失点で鹿島に敗れた。前半からアクシデントの連続だった。前半11分にDF高橋祐、前半39分にFWマテウス・サヴィオが負傷交代。前半ロスタイムにはDF高橋峻が2枚目のイエローカードで退場になった。10人の劣勢の中、センターバックを務めたのはサイドバックが主戦場のDF古賀とDF川口。粘り強い守備で奮闘し、FWオルンガの2得点で勝ち越したが、後半44分とロスタイムに立て続けに失点し勝ち点を逃した。

ショッキングな敗戦もネルシーニョ監督は前向きだった。指揮官は「負けた結果だけを見ると我々が取りこぼしたと見られるかもしれないが、今日のゲームは終始、戦う姿勢が見えた。個人、チームでの戦うところ、しっかりやってくれたことは評価しているし今後につながる」と話した。センターバックとしてフル出場したDF古賀は「1人減った状態でも、全員がハードワークして実際に、自分たちがリードする展開にもなった。全員が戦っていたからこそ失点を重ねたことに責任を感じている。本当に、前の選手には申し訳ない気持ちが強い」と悔しさを口にした。その上で「試合はすぐ来ますし、悲観的になりすぎず、ポジティブな面も多かったと思うので、前を向いてやるしかない」と気持ちを切り替えていた。