北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗(27)がリーグ戦で借りを返す。

3日、札幌・宮の沢でランニングなど軽めの調整で汗を流した。準々決勝敗退のルヴァン杯横浜戦から中2日で迎える5日の広島戦(札幌厚別)に向けて「気持ちを切り替えて自分はより良いプレーをして、チームとサポーターに向けて1つでも印象に残るプレーや勝利を見せられたら」と力を込めた。

準優勝の昨年に続き4強進出を目指した2日横浜戦では、1-1で突入したPK戦で5人目のキッカーを務め、右へのキックをGKにはじかれた。PK戦にもつれた昨年同杯決勝は途中交代でベンチに下がっていたため「(PKは)札幌に来て1本しか蹴っていない」。福森にとっては15年天皇杯3回戦鳥栖戦以来のキッカーで、その時も同じく決められずチームも敗退した。悔しさを残りのリーグ戦で晴らしていく。

リーグ戦未勝利(2分け4敗)に終わった8月は、ルヴァン杯1次リーグ広島戦の1勝のみ。この日の練習後にはピッチで車座になって選手同士でミーティングを行い、改めて戦う姿勢を話し合った。「コンディションは上がってきている」という福森の活躍がチームの浮上には欠かせない。【浅水友輝】