J1第15節が9月9日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績


川崎フロンターレ – ヴィッセル神戸

・川崎は神戸戦直近7試合でわずか1敗(4勝2分)。今カードの直近5試合ではすべて得点を挙げているが、いずれも失点を喫している(計12得点、9失点)。

・川崎はホームでの神戸戦直近6試合でわずか1敗(3勝2分)。しかし、この1敗は本拠地での今カードの前回対戦で喫したもの(1-2)であり、今節でも敗れると同地では2012年以来の連敗となる。

・川崎はホームでは現在6連勝中。今試合で勝利すると、同一シーズン内の本拠地ではクラブベストに並ぶ7連勝を記録する(2017年8月~12月と並び)。

・川崎はホームでは現在2試合連続で5得点を記録。今試合でも同得点数以上を挙げると、本拠地で3試合連続5得点以上を記録したJ1史上初のクラブとなる。

・神戸は現在、アウェイではクラブベストの8試合連続無敗(4勝4分)。同クラブが最後に敵地で敗れたのは2019年11月の名古屋戦(0-3)。また、今季アウェイでいまだ無敗を維持している3クラブの内の1つ(その他:FC東京、G大阪)。

・川崎は今季、リードされた状況から獲得した勝ち点がリーグ最多(13ポイント:4勝1分1敗)。対する神戸は、リードした状況から失った勝ち点が今季リーグワーストタイ(-11ポイント:4勝4分1敗)。

・川崎は今季ファイナルサード・エリアでのパス数、及び同成功率がリーグトップ(3,203本:成功率79.5%)。対する神戸は、同エリアでのパス数が今季リーグ3位(2,405本:成功率75.8%)。

・三笘薫はJ1初得点を挙げた7月26日の湘南戦以降、出場した9試合のうち8試合で得点に直接関与(10点:8ゴール+2アシスト)。同期間に直接関与した得点数としてはリーグ最多。


鹿島アントラーズ – ベガルタ仙台

・鹿島は仙台戦で現在、3試合連続無失点での3連勝中。また、今カード直近12試合で複数失点を喫したのもわずか2試合のみ(1試合平均0.7失点:9勝3敗)。

・鹿島はホームでの仙台戦直近4試合で2敗(2勝)。本拠地での今カードでは、それ以前に7戦無敗だった(5勝2分)。

・鹿島は現在、2019年7月以来の3連勝中。今節でも勝利を挙げると、2017年9月以来の4連勝となる(当時5連勝)。

・鹿島はホームでは現在2試合連続引き分け。本拠地で3試合連続引き分けを記録したのは2008年5月が最後。また、今試合で引き分け以下だと、同一シーズン内のホームでは2016年11月以来の3試合連続未勝利となる(当時3連敗)。

・仙台は現在の4試合連続未勝利(2分2敗)を含み、直近11試合でわずか1勝(4分6敗)。この間に無失点に抑えたのは1試合のみであり、6試合で複数失点を喫している(1試合平均2失点)。

・鹿島はコーナーキックからの失点数が今季リーグワースト(6失点)。一方、仙台が挙げた直近3得点の内、2点は同状況から挙げたもの。

・鹿島は今季、デュエル数及び同勝利数がリーグ最多(799/1,550:勝率51.6%)。一方の仙台はデュエル勝率が今季リーグワースト(47.8%:575/1,202)。

・土居聖真は現在2試合連続得点中。同選手は直近4本のシュートで3得点を記録。今季それ以前に放った15本のシュートでは1得点のみだった。


柏レイソル – ガンバ大阪

・柏はG大阪戦直近12試合でわずか2敗(8勝2分)。この間、全試合で得点を挙げている(1試合平均2.1得点)。それ以前の今カード12試合では10敗していた(2勝)。

・柏はホームのG大阪戦直近5試合で4勝(1敗)。それ以前の本拠地での今カード11試合で挙げた勝利数と同じ(4勝2分5敗)。

・柏はホームでは現在2試合連続3失点を喫しての連敗中。今節敗れると、本拠地では2018年5月~8月以来の3連敗となる(当時5連敗)。また、同クラブが最後にホームで3失点以上での3連敗を喫したのは2002年8月。

・G大阪は直近4試合でわずか1勝(1分2敗)。しかし、この勝利は前節仙台戦で挙げたもの(4-1)。同クラブは今節勝利すると、7月以来となる今季2度目の連勝を記録することになる。

・G大阪は現在、アウェイではクラブベストタイの7試合連続無敗(5勝2分)。この7試合の内、6試合で複数得点を挙げている(1試合平均2.3得点)。

・G大阪は今季、アウェイで先制点を挙げた試合数がリーグで2番目に多い(5試合:3勝2分)。対する柏はホームで先制点を許した3試合で全敗。

・アデミウソンは出場したアウェイの柏戦では、現在3試合連続で得点に直接関与(4点:3ゴール+1アシスト)。敵地で直接関与した得点数としては自身最多タイの相手(名古屋戦、仙台戦と並び)。

・宇佐美貴史と江坂任はラストパス数が今季リーグ最多タイ(34本)。両選手ともにシュート関与数が今季リーグ3位(69本:シュート35本+ラストパス34本)。


FC東京 – 横浜FC

・FC東京対横浜FCの通算2試合では、FC東京が2勝。2007年9月に行われた前回対戦では、FC東京が勝利を挙げた(2-0)。

・FC東京はリーグ戦直近4試合で3勝(1敗)。これ以前の8試合で挙げた白星と同数(3勝4分1敗)。

・FC東京は今季ホーム6試合で、勝利した3試合はいずれも無失点に抑えているが、敗れた全3試合では複数失点を喫している(合計9失点、1試合平均3失点)。

・横浜FCはリーグ戦では現在2連敗中。現在3試合連続複数失点を記録しており、直近10試合でも、無失点に抑えた8月19日の鹿島戦(1-0)を除く、9試合でいずれも2失点以上を記録している(合計24失点、1試合平均2.4失点)。

・横浜FCの今季アウェイ戦6試合のうち、5試合で両チーム合わせて3ゴール以上が記録されている。現在敵地では4試合連続複数失点を記録しているが、今季3得点以上を記録した3試合のうち、2試合はアウェイの地で挙げたもの。

・FC東京は今季直接FK(3)及び、PK(4)からの得点がリーグトップ。両プレーからの得点比率はリーグ1位の26.9%(7/26)。リーグ平均よりも20%以上高い(6.2%:23/370)。

・横浜FCは今季先制した試合では6戦無敗(4勝2分)。一方、先に失点した試合では8戦全敗。

・8月15日以降、レアンドロ(58.3%、7:3ゴール+4アシスト/12)と、松尾佑介(55.5%、5:4ゴール+1アシスト/9)は、所属チームでの得点関与率がともに50%を上回っている。


サンフレッチェ広島 – 清水エスパルス

・広島対清水の通算54試合では、広島が20勝8分26敗と負け越している。しかし、広島にとって清水戦は、G大阪戦(22)に次ぎ2番目に通算勝利数が多い対戦カード(20、鹿島、神戸戦と並ぶ)。

・広島は清水戦直近12試合でわずか2敗(8勝2分)。この間、勝利を挙げた試合ではいずれも複数得点を記録している(1試合平均2.2得点)。

・広島は1997年以降、ホームでの清水戦20試合でわずか3敗(10勝7分)。この間、複数失点を喫したのもわずか3試合のみ(1試合平均0.7失点)。

・広島は前節札幌戦でリーグ戦では5試合ぶりの勝利。無失点に抑えたのも5試合ぶり(8月9日湘南戦:1-0)。今季のクリーンシート率は名古屋と並びリーグトップタイ(46.2%:6/13)。

・清水は現在、今季開幕時以来となる(この時は最終的に開幕5連敗)4連敗中。最後に1シーズンで5連敗を2回記録したのは2015年。

・清水は今季アウェイ6試合では、湘南と並びリーグワーストタイの未勝利(3分3敗)。直近のアウェイ試合(川崎戦)では、敵地でのクラブ史上ワーストタイとなる5点差を付けられての敗戦(0-5)。

・清水は今季セットプレーからの得点がリーグ最多の10。同得点からの得点比率もリーグ最高率(58.8%:10/17、オウンゴールを除く)。

・今季広島の選手で全試合フル出場を記録しているのは荒木隼人と佐々木翔だけ。昨シーズンも含めると荒木隼人は現在32試合連続フル出場中。


大分トリニータ – 湘南ベルマーレ

・大分対湘南の通算4試合は2勝2敗と互角。J2での通算20試合では、大分が9勝5分6敗と勝ち越している。

・大分はリーグ戦では現在4試合連続未勝利(2分2敗)。直近11試合でも1勝しかしていない(3分7敗)。

・大分はホーム戦直近3試合では五分の成績(1勝1分1敗)。同3試合の総失点は1に抑えているが、この間の総得点も1。

・湘南は前節神戸戦でリーグ戦の連敗を6で止めた(1-1)。しかし、現在7試合連続未勝利であり、最後にこれ以上の期間白星から遠ざかったのは、昨年8月から11月にかけての10試合連続(3分7敗)。

・湘南は今季アウェイ戦で全敗している唯一のクラブ(6戦6敗)。敵地では現在12試合連続未勝利であり(3分9敗)、最後に同地でこれ以上白星から遠ざかったのは、2010年7月から12月(11試合:2分9敗)と、2013年3月から7月(7試合:1分6敗)にかけての合計18試合連続以来(2011~12はJ2在籍)。

・湘南の今季アウェイでの総失点数(17)と、同1試合平均失点数はリーグワースト(2.8失点)。

・湘南の今季前半時間帯での得点数はリーグ最少の1点。今季チーム最初の得点を開幕節の開始7分に決めて以降、直近10得点はすべて後半に記録している。

・ムン・キョンゴンは8月15日以降では、GKとしてはリーグトップのクリアランス(13)及び、リーグ2位タイのPA内からのシュートセーブ数を記録している(13)。この間の1試合平均失点数は0.8(4/5)。


浦和レッズ – サガン鳥栖

・浦和対鳥栖の通算16試合では、5勝6分5敗と互角。浦和にとって鳥栖は、現在J1に所属するクラブの中で、鹿島(30.5%)に次いで2番目に勝率の低い相手(31.3%)。

・浦和は鳥栖戦直近6試合でわずか1勝(3分2敗)。この間、無失点に抑えたのはわずか1試合のみ(1試合平均1.5失点)。

・浦和はホームでの直近の試合を含め(大分戦:2-1)、今季本拠地7試合で3勝を挙げている(2分2敗)。今節勝利を挙げると、昨季を通して同地で記録した勝利数と並ぶ(4勝3分10敗)。

・浦和は今季、平日開催の4試合で3勝(1敗)。昨季、同状況の10試合では1度も勝利を挙げられていなかった(2分8敗)。

・鳥栖は直近3試合で2勝(1敗)。勝利を挙げた2試合ではいずれも3得点を記録している。それ以前の16試合で記録した勝利数と等しい(2勝7分7敗)。

・鳥栖は水曜日開催の直近18試合でわずか1勝(7分10敗)。また、平日開催の直近13試合でも1勝しか挙げていない(6分6敗)。

・鳥栖は今季リーグで唯一、ヘディングによる得点を挙げていない。対する浦和は、ヘディングによる失点が今季リーグワースト(7)。

・橋岡大樹は空中戦回数が今季リーグ最多(93)。また、タックルを26回以上記録した選手の中で同成功率がリーグベスト(71.4%:20/28回)。


名古屋グランパス – 横浜F・マリノス

・名古屋はホームでの横浜FM戦直近9試合でわずか1勝(5分3敗)。しかし、本拠地での今カードの前回対戦では敗れたが、同対戦通算20試合では一度も連敗を記録していない。

・名古屋は現在、今季初めて2試合連続で勝利から離れている(1分1敗)。また、現在は5試合連続で1得点以下に終わっている(計3得点:2勝1分2敗)。

・名古屋はパロマ瑞穂スタジアムで現在6試合連続未勝利(1分5敗)。同スタジアムで勝利を挙げたのは、2019年3月のC大阪戦が最後(2-0)。

・横浜FMは現在、2試合連続で3失点を喫して未勝利(1分1敗)。また、今季3失点以上を喫した試合数はリーグワーストタイ(6試合:湘南と並び)。

・横浜FMはアウェイ戦で現在、2試合連続3得点以上を記録(1勝1分)。今節でも3得点以上を挙げると、敵地では2008年12月と並びクラブ史上ベストタイの3試合連続となる。

・名古屋は水曜日開催試合で現在5戦連続無敗(4勝1分)。対する横浜FMは今季、同曜日開催の4試合すべてで3得点以上を挙げて全勝(計15得点)。

・横浜FMは今季、インターセプトされた回数がリーグ最多(258回)。しかし、対する名古屋はインターセプト回数が今季リーグ最少(110回)。

・マテウスは今季、ドリブル回数がリーグ2位(54回)。しかし、同成功率はドリブルを35回以上記録した選手の中でリーグワースト(37%)。横浜FMでプレーしていた昨季8月17日以降も、同成功率は36%を記録していた(18/50回)。


セレッソ大阪 – 北海道コンサドーレ札幌

・C大阪対札幌の通算12試合では、C大阪が5勝3分4敗とわずかに勝ち越している。C大阪にとって札幌は、現在J1に所属するクラブの中で、横浜FC(3)に次いで2番目に総獲得勝ち点が少ない相手(18)。

・C大阪は札幌戦直近7試合でわずか1敗(3勝3分)。この間、複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(計7失点)。

・C大阪はホームでの札幌戦直近4試合でわずか1敗(2勝1分)。しかし、この1敗は本拠地での前回対戦で喫したものであり(2019年4月:0-1)、今節でも敗れると同地での今カードでは2001年以来の連敗となる。

・C大阪は現在3連勝中であり、直近10試合でもわずか1敗(6勝3分)。また、現在は2019年9月以来となる5試合連続複数得点を記録している(1試合平均2.4点)。

・C大阪はホーム戦直近10試合でわずか1敗(6勝3分)。また、今季本拠地での1試合平均失点数はリーグ最少(0.4失点)。

・札幌は現在、J1に再昇格した2017年シーズン以降ではクラブワーストの7試合連続未勝利(2分5敗)。また、現在6試合連続で1得点以下に終わっている(計4得点)。

・ペトロヴィッチは監督として、C大阪戦通算17試合でわずか3勝(6分8敗)。同氏にとっては、川崎(8%)に次いで2番目に勝率の低い相手(17.6%)。

・都倉賢は前節浦和戦で、J1では2019年3月の仙台戦以来となる得点を挙げた。同選手は2018年シーズンまで札幌に所属し、2017年~2018年の期間はJ1でチーム最多の直接得点関与数を記録していた(28点:21得点、7アシスト)。