4戦未勝利が続く11位のヴィッセル神戸は12日、3位に浮上したFC東京を本拠ノエスタに迎え入れる。ホームでは現在、公式戦6戦未勝利(2分け4敗)と結果が出ていない。7試合ぶりの勝利へ、FW古橋亨梧(25)が11日、神戸市内での練習後、オンラインで取材に対応した。

「何が何でも勝ちます。ホームで勝ってこそ、みなさんに喜んでもらえる。なかなか勝てない流れを断ち切るにも、ホームで勝つことが大事」。今季14試合6得点の日本人エースは、必勝を誓った。

前節9日の川崎フロンターレ戦は痛恨の逆転負け。古橋は同点ゴールを挙げ、後半にはダメ押しの決定機にシュートはクロスバーをたたいた。「自分たちのやりたいことはできていた。ちょっとの差で、ああいう結果になった」。反省はしているが、頭は切り替えて本拠地でプレーする。

前日10日には、アジア・サッカー連盟(AFC)が、新型コロナウイルスの影響で中断中のACL1次リーグの再延期を決めた。当初の10月ではなく、11月15日から12月13日に開催することを発表。佳境を迎えるJ1リーグ戦の終盤と同じ時期にずれ込む。

古橋は「今は目の前のことが大事。目の前の試合に照準を合わせてやるだけ」とし、今季ここまでのチームと、自身の結果については「こんな過密日程は初めてだが、けが人が出てもみんなで戦えている。この経験をいい方向に持っていきたい。個人では(シュートを)外している回数も多いので、確実に決めるようにしてチームに貢献したい」と気合を込めた。

東京戦はDF渡部が出場停止で、代わってDFフェルマーレンが2試合ぶりに復帰予定。MFイニエスタはJ1で6試合連続の欠場が濃厚だ。【横田和幸】