清水エスパルスは名古屋グランパスに1-3で敗れ、2連敗を喫した。

0-3の後半43分、FWカルリーニョス・ジュニオ(26)が今季7点目を決めるも、時すでに遅し。この日も先制を許して追加点を奪われる悪癖を露呈した。暫定16位に沈み、浮上の兆しは見えてこない。

出だしからつまずいた。前半2分に先制点を献上。同25分には、あっさり追加点を決められた。ピーター・クラモフスキー監督(41)が「特に前半は簡単にボールを失ってしまった」と振り返った。今季先制された試合は1分け12敗。前半2失点の代償は、あまりにも大きかった。

さらに今季15度目の複数失点。リーグワーストの失点は「45」に膨れ上がった。FW後藤優介(27)は「チーム全体で守備のスイッチを入れる名古屋に対して、自分たちはバラバラ。球際でも戦えていなかった」とうなだれた。

今月は22日間で7試合(1勝6敗)の過密日程をこなした。次節は来月3日、アウェー大分戦に臨む。7戦ぶりとなる中6日での一戦。MF河井陽介(31)は「(守備で)寄せが甘いプレーが続いている。意識付けをしたい」。久々の長い準備期間を有意義に過ごし、光明を見いだす。