北海道コンサドーレ札幌DF石川直樹(35)が6日、札幌・宮の沢での全体練習に約3カ月半ぶりに合流した。千葉合宿中だったリーグ再開前の6月末の練習試合中に右足首を負傷し、離脱していた。練習後にオンライン取材に対応し「やっと戻れた。サッカーができる喜びをかみしめながら、楽しくできた」と、復帰への喜びを素直に爆発させていた。

当初の予定よりも大幅に回復が遅れ、「最初はそんなに大ごとになるとは思わず、精神的につらかった」。ピッチに立ってみるも、痛みに襲われリハビリを再開する日々が続いた。ペトロビッチ監督に弱音をはいたこともあった。「イシが笑っていないと寂しい」と声を掛けられ、心配されることもあった。そんな周囲の支えに感謝し、残りのシーズンでのチームへの貢献を誓う。「休んだ分、取り返せるようにやっていきたい」。ベテランDFのシーズンが再び開幕した。