J2ザスパクサツ群馬は8日、香里ヌヴェール学院高(大阪)のMF中田湧大(17)の来季加入が内定したと発表した。

中田は身長183センチ、体重73キロ、右利きのMF。クラブは「冷静で的確な状況判断で中盤のバランスを取れる大型ボランチ。優れたボール奪取能力と正確なつなぎで攻守において貢献できる」と紹介し、期待を寄せている。

中田は、クラブを通じ「自分の夢であるプロサッカー選手になれたことをうれしく思います。このようなチャンスをいただけたことは、決して自分の力だけではかなわなかったことで、たくさんの人の支えがあったからこそ夢がかなったので感謝の気持ちを忘れずにプレーであらわしたいです」などとコメントした。

香里ヌヴェール学院高のサッカー部は創部4年目、2期生から早くも、初のJリーガーを輩出することとなった。

同校には、同じ大阪・寝屋川を本拠地の1つとし、Jリーグ入りを掲げ今季関西1部リーグを制した、FCティアモ枚方からも、スタッフが派遣されているという。地元クラブの指導も糧に、強化を進めてきた。

FCティアモ枚方は、野沢拓也(元鹿島アントラーズ)、二川孝広(元ガンバ大阪)の両MFを筆頭に、実績十分の元Jリーガーが数多く在籍。今季から名古屋グランパスなどで活躍した小川佳純監督と、巻佑樹ゼネラルマネジャー(GM)もチームに加わっている。