現在4連勝中のヴィッセル神戸は、10日に柏レイソル戦(三協F柏)に臨む。勝てば5連勝となり、同一シーズン内では08年以来、12年ぶりのクラブ記録に並ぶ。シーズンをまたいだ記録では、16~17年の6連勝が最多になる。

就任から3連勝中の三浦淳寛監督(46)は9日、神戸市内で練習後、オンラインで取材対応した。

「クラブ記録に関しては、まったく知らなかった。知らなかったので正直、意識はまったくしていない。選手には目の前の試合に全力で戦うことを言っている。プライドを持って90分、徹底して戦う。選手に伝えてある役割があるので、整理できた状態で戦えているのが、連勝の要因になっているのではないか」

自然体を強調し、あくまで目の前の試合に全力を挙げていることを明かした。

現在は勝ち点32の9位にいるが、混戦の上位争いに加わり、柏に勝てば6位に浮上する可能性もある。

7位にいる柏に対しては「粘り強いサッカーで、前線にしっかりしたタレントがいるので、ケアして主導権を握れる展開になれば」と意気込む。

柏戦で7試合連続先発が確実なGK前川黛也(26)も同じく取材対応した。

「今はミスをしても、気持ちを切り替えてやれている。柏は攻撃のところが明確で、オルンガ、クリスティアーノ、江坂選手らが、カウンターから最後は個の力でくる。的は絞れているので、好きにさせないように徹底したい。クロスの対応も含めて集中して守れれば」と話した。【横田和幸】