浦和レッズがMF汰木康也のロスタイム弾で4試合ぶりの勝利を挙げた。後半終了間際、FW杉本からの縦パスを受けたMFマルティノスが右サイド突破。そのまま繰り出された右クロスにMF汰木が反応し、ファーサイドには走り込みながら左足で押し込んだ。背番号24のJ1初ゴールで、3連敗中の浦和が4試合ぶりに得点を挙げ、アウェーで勝ち点3を奪った。

値千金の決勝点を挙げた汰木は「苦しい試合が続いていましたが、アウェーで勝ち点3を取ることができて大きいと思う」と心地よく流れる汗を拭った。連敗中はゴールも奪えていなかったこともあり「うちには(興梠)慎三さんら多くの得点できるストライカーがいますが、ボクとかが点を取ることでチームも勢いづく。ゴールを取れてうれしい」と喜んだ。大槻監督は「試合前から厳しいゲームになる、覚悟して臨みましょうと選手に話していた。まさにそういうゲーム。勝ち切ることができて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。