ジェフ千葉レディースは15日、来年9月開催の女子プロリーグ「WEリーグ」参入が決定したことを受け、オンライン会見を開催した。

森本航社長は「今までこのチームに携わってきた多くの選手、スタッフの積み上げてきた成果、努力のたまものが今回の評価につながった」と喜んだ。

チームは今季からJ2レノファ山口を率いていた猿沢真治監督が新たに就任。指揮官はすでにプロリーグ参戦を見据えたチーム作りを進めていたと明かし「選手にも成長がみられる。来年度のWEリーグでいいサッカーがみせられるようにしたい」と意気込んだ。

会見には選手を代表し、MF瀬戸口梢主将とFW大滝麻未も出席した。瀬戸口は「責任感も同時に生まれて身の引き締まる思い。これからホームタウンのみなさんに愛されるクラブになれるようさらに頑張っていきたい」と力を込めた。女子選手の社会活動やキャリア支援などを行う団体「なでしこケア」の創設者としても活動する大滝は「女子サッカー選手が夢のある職業になるように、プロ選手としての自覚を持って盛り上げたい」と目標を語った。今まで女子選手は多くが企業で働き、午後に練習するという流れが多かったが、プロ化で午前、午後の2部練習なども可能に。大滝は「選手としてサッカーに専念できるのは大きい。その時間をどう使えるか」と選手の意識の変化にも期待した。