セレッソ大阪ロティーナ監督(63)が16日、黄金ルーキーのMF西川潤(18)をFWで育てていきたい意向を明かした。

前節の湘南ベルマーレ戦で後半ロスタイム、DFマテイヨニッチの決勝ゴールで連敗を2で止めた。17日の横浜F・マリノス戦を前に大阪・舞洲で練習後、リモートで取材に応じた。

横浜戦に向けては「高いレベルを維持している素晴らしいチーム。Jリーグ王者であり、リスペクトして臨みたい」。その上で起用メンバーに関し、「全員スタメンの可能性がある」と話した。

西川は湘南戦で後半途中出場ながら、キラーパスを披露するなど存在感を示した。その起用に関し、「できるだけFWのポジションで起用していきたい」と指揮官。リーグ3位24失点の堅い守備を誇るが、32得点は9位タイ。得点力アップへ、西川の才能は欠かせない。

現在、首位の川崎フロンターレとは勝ち点17差と逆転は厳しい状況。アジア・チャンピオンズリーグ出場圏内の3位を死守し、天皇杯に出場できる2位浮上がモチベーション。得点力向上へ、西川がキーワードとなりそうだ。【実藤健一】