神奈川県2部の社会人チーム「はやぶさイレブン」に加入した元女子日本代表FW永里優季(33)が23日、ラジオ番組2本に出演し、男子チームでの挑戦について語った。

永里は18日のリーグ戦第3節山王FC戦で後半途中から出場。デビューを果たすと、約8分間プレーして得点にも絡んでいた。まずはJ-WAVEの「-JK RADIO-TOKYO UNITED」内のコーナー「WORDS FROM THE FIELD」(金曜午前6時)に出演。リーグの印象について「(体の)当たりとかは激しいプレーが多いなという感じはしますね。チームのみんなはウエルカムで受け入れてくださって、何の違和感もなく入っていけました」と話した。

今回の挑戦発表後にイングランドに住む日本人女性から激励のメールが届いたことも明かした。「その人も男性の5~6部のチームでやっているみたいで『このチャレンジに勇気をもらいました』とメッセージがきました」。自身の挑戦による社会的な意識の変化にも期待し「チャレンジすることへの抵抗感をなくしていくメッセージになれば」と願った。

続いて出演したTOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY」(金曜午後3時)では、

同番組パーソナリティーで永里のパーソナルコーチも務める中西哲生氏と共演。今回の挑戦を「究極の目標」として約5年前から計画していたことも明かした。男子チームでのプレーにおいては、はやぶさイレブン加入まで約3年間プレーしていた米国での経験が生きているとし「米国ではスプリントのスピードやカウンターの推進力がすごくて最初はそこに追いつけなかったんですよ。次第に自分の持っているスピードもひとつ上に上がって、いい判断と必要な技術を発揮できるようになってきた」と語った。

永里の所属するはやぶさイレブンは25日に神奈川県内でYSCCプエンテと練習試合を行い、11月1日にリーグ戦第4節のフットワーククラブ戦を迎える。