常葉大橘が6-0で磐田東に快勝し、東海大会進出を決めた。前半4分にMF小林愛佳(3年)が決めた先制点を契機に、ゴールラッシュを見せた。また、全国連覇を狙う藤枝順心も東海大静岡翔洋に9-0。得失点差で首位に立ち、9連覇を達成した。両校は上位3校に与えられる全国切符を懸け、11月7日開幕の東海大会(静岡)に臨む。

常葉大橘が、序盤から相手ゴールに襲いかかった。0-0の前半4分、右サイドでボールを受けたMF小林愛が、ドリブルから右足を振り抜き先制点。その後も、MF名和真理奈主将(3年)MF榊原琴乃(1年)が、それぞれ2得点を記録するなど、最後まで攻撃の手を緩めなかった。

最終戦を前に勝ち点4で並んでいた藤枝順心も、同時刻に他会場で行われた東海大静岡翔洋戦に9発快勝。得失点差で3点及ばなかったが、県2位で東海大会進出が決まった。半田悦子監督(55)は「1位通過できれば良かったけど、6得点は悪くなかったと思う」と、及第点を与えた。

全国を懸けた戦いまでは、残り2週間。名和は「もっとゴール前の精度を上げていきたい」。指揮官も「攻撃の形は作れているので、チャンスを確実に決められるようにしていきたい」と言った。大舞台を見据え、さらなる進化を目指す。【前田和哉】

<25日の結果>

常葉大橘6-0磐田東

藤枝順心9-0東海大静岡翔洋