横浜FCの下平隆宏監督(48)が29日、31日の湘南ベルマーレ戦に向けオンラインで取材に応じ、得点力アップを掲げた。

24日のコンサドーレ札幌戦は、相手のマンツーマンの守備に苦戦し、攻撃の組み立てができず無得点に終わった。試合後、札幌のペトロビッチ監督から「いつも見ているが、いい戦いをしている」と声をかけられたというが、下平監督は「率直にうれしいですけど、結果が伴っていないとプロの世界では評価されない。うれしい半面、結果をしっかり出さないと」と振り返った。

18日のFC東京戦は1-0で競り勝ったが、攻撃は14日のベガルタ仙台戦から3試合で1得点。札幌戦も、2トップでボールがほとんど収まらなかった。

指揮官は「相手を上回れるような力をつけないと」とマンツーマンの守備に屈した個の力のアップを課題に挙げ「次は、しっかり勝ち点3を取らないといけない。自分たちが表現しないことを出して、得点力を上げられるようにやっていきたい」と話した。

攻撃の軸だったMF松尾、松浦が負傷離脱した影響は大きいが、昨季、J1昇格に貢献したMF中山が、前節札幌戦で7月18日の川崎フロンターレ戦以来、約3カ月ぶりに戦線復帰したのは朗報だ。

指揮官も「コンディションもメンタルも上向いている。次の湘南でもいけると思います。新しい戦力になると思います」と期待を寄せていた。