アルビレックス新潟はアウェーでモンテディオ山形と対戦し、2-1で勝利した。9月23日アウェー愛媛戦以来の先発出場となった大卒ルーキー、FW矢村健(23=新潟医療福祉大)のプロ初ゴールで先制すると、35分にMFロメロ・フランク(33)が追加点を挙げた。後半、PKで失点したもののGK藤田和輝(19)が安定したセービングを見せ、4試合ぶりに白星をつかんだ。

矢村が自分の才能を楽しむかのようにピッチで躍動した。前半18分、MF島田譲(29)の右クロスにタイミング良く飛び出すとGKの鼻先でコースを変え、ゴールに流し込んだ。35分には相手DFラインの裏に抜け出し、追加点の起点となった。特徴である「一瞬のスピード」を最大限に発揮し、勝ち点3ゲットに貢献した。「FWとしてペナルティーエリア内で仕事をする。攻撃で貢献したい」と日々話す矢村。後半29分にFW鄭大世(36)と交代するまで、最前線でゴールを狙い続けた。

勝ち点を49に伸ばした新潟は次節8日、ホームに4位北九州を迎える。【小林忠】