J2アルビレックス新潟は15日、ホームでジェフ千葉と対戦する。Jリーグ通算70得点に“王手”をかけるFW田中達也(37)は好調をキープ。14日、一部公開された練習でも、鋭い眼光でボールを追い続けた。対戦相手は、16位と低迷しているが「川又堅碁と安田理大(ともに元新潟)は危険な選手。いい準備をして、勝ち点3を奪うためプレーしたい」と意気込んだ。

11日の前節・ジュビロ磐田戦(1△1)は後半36分から途中出場。今季初ゴールはお預けも、終了間際に鋭い抜け出しからFKのチャンスを作るなど献身的にピッチを駆け回った。「勝ち点1に終わり悔しかった」と振り返ったが、日本代表でともにプレーした遠藤保仁(40)からは刺激を受けた。「試合が終わってから少し話した。すごいプレーをしていたし、励みになる」。自身もプロ生活20年目、最年長として若いチームを引っ張る。「自分にベクトルを向けて日々の練習に参加している。それがチームのためになれば」と話す。

リーグ戦残り9試合。現在5位の新潟はJ1昇格ラインである2位アビスパ福岡と勝ち点12差あるが「先を意識しすぎず、目の前の試合に集中する」と一戦必勝を掲げた。【小林忠】