ジュビロ磐田は1-1でファジアーノ岡山と引き分け、4戦勝ちなし(3分け1敗)となった。後半18分にFW中野誠也(25)が右クロスをヘディングで合わせて先制。しかし、同32分に警戒していたセットプレーから同点ゴールを許した。リードを守り切れず、3試合連続ドロー。鈴木政一監督(65)は「目指していたのは勝利だった」と悔しがった。

中野の技あり弾も勝利に結びつかなかった。先制点は、クロスを下がりながら頭で合わせる難易度の高い1発。「どんな形でも決めたかった」と17試合ぶりのゴールで勢いづけた。期限付き移籍で、昨季まで所属していた「古巣」のネットを揺らすも、勝ちきれなかった。次戦のアウェー甲府戦(21日)の結果次第では、J1自動昇格が消滅する可能性がある。それでも、中野は「もっとやらなければいけない」と気持ちを奮い立たせた。