FC東京はACL再開後の初戦で、上海申花(中国)に0-1で今大会初黒星を喫した。後半27分にPKを決められ、最後まで1点が遠かった。カタールでの集中開催で変則日程となり、中2日で26日に同カードでの2連戦となる。25日にはG組の神戸が広州恒大(中国)と、H組の横浜が上海上港(中国)とそれぞれ対戦する。

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一進一退の攻防の中で複数回あった好機を逃した。東京は前半39分、DF小川の左クロスをFWディエゴ・オリヴェイラが体に当てて押し込もうとするも、GKの好セーブにあった。同33分にディエゴ・オリヴェイラがゴール正面でフリーでヘディングも、軌道が変わって捉えきれなかった。

一方で後半25分にDF中村帆がペナルティーエリア内で相手選手を引っ張って倒し、PKを献上。これをMF于に決められて先制を許した。東京五輪世代のGK波多野が冷静なセーブを続けていたが、PKはコースを読みながらも届かなかった。

長谷川監督は「最後の精度、ラストパスなどが若干ずれた」と修正点を挙げた。中2日で迎える変則日程。「(2戦合わせて)180分の戦いの前半が終わったと考えて、残りの90分で勝ちたい」と、再戦でのリベンジを期した。