ガンバ大阪は、後半に追い付き、その後の猛攻も実らず、引き分けた。

前半11分に、サガン鳥栖の高3FW相良にプロ初ゴールを献上。鳥栖の守備に阻まれ、苦しい展開が続いた。だが後半32分、DF高尾瑠(24)のパスに、FWパトリック(33)がかかとで合わせ同点弾をねじ込んだ。パトリックは「自分たちが2位をキープするなら、残り3試合は全てが決勝の気持ち。ミスを見直して、次は同じ失敗をしないことが重要になる」と、何度か得点機を逃した点を反省した。

宮本恒靖監督(43)は「いい部分もたくさんあった。戦う姿に関してはよかった」。前節川崎フロンターレ戦は0-5で大敗し、目前で優勝を決められた。そのショックから、立て直した選手をねぎらった。同時に「勝ち点3がマストだった」とも振り返り、天皇杯で川崎Fにリベンジするためにも、残るリーグ戦3試合全勝を期した。【佐藤あすみ】