元日本代表MF遠藤保仁(40)が来季もJ2ジュビロ磐田に残留することが10日、確実になった。出場機会を求めて10月にG大阪から磐田へ期限付き移籍。J1復帰こそ果たせなかったが、ここまで14試合2得点とほぼフル稼働し、必要不可欠な存在になっていた。関係者によると、将来的に古巣への復帰を希望する遠藤とG大阪が再契約を結んだ上で、磐田に再び期限付き移籍する形になるという。

G大阪との契約が今季で終了し、完全フリーになる遠藤には今回、G大阪に加え、J2磐田と京都など複数クラブが獲得の意思を示した。その中で選択したのは磐田だった。来年1月に41歳になるレジェンドは「楽しくサッカーがしたい」が信条であり、新天地でやりがいを感じていた。

約20年間在籍したG大阪では今秋以降、さらに世代交代を進めており、来季も遠藤の求める環境ではない。ただ、引退後を含めて将来的に古巣復帰を希望する遠藤は、G大阪の申し出に感謝し再契約。籍を残した上で磐田で3年ぶりのJ1復帰に尽力する。G大阪は功労者の遠藤に対して誠意を見せ、あとは本人の意思を尊重する方針。今後は契約の細部を詰めていく。