北海道コンサドーレ札幌は21日、DF進藤亮佑(24)がセレッソ大阪へ完全移籍することを発表した。

この日、オンライン会見に臨んだ進藤は、クラブへの感謝と新天地での活躍を誓った。プロ6年目の今季は右足の故障もあり21試合の出場にとどまり、「満足いくシーズンではなかった悔しさもあり、新たなチャレンジをしたいと思った」と移籍決断の理由を語った。

札幌市出身で下部組織から9年間親しんだチームに対し「コンサドーレが特別なチームで、北海道が古里はずっと変わらない」と愛着は強い。一方で「いずれ離れることは決めていた」という。移籍オファーに「毎年あるわけではない」と熟考した上で、移籍金をクラブに残す形でC大阪入りを決めた。

15年にJリーグデビューするとミハイロ・ペトロビッチ監督(63)が就任した18年にはCB右で定位置を獲得。昨季は33試合出場で6得点を挙げ、日本代表にも選出された。同監督やユース時代から指導を受けた四方田修平ヘッドコーチ(47)への感謝も述べ、来季以降の目標として「日本代表になれば、また北海道のみなさんに応援してもらえるので頑張りたい」と力を込めた。【浅水友輝】