24日に現役引退を発表した元日本代表で鹿島アントラーズGK曽ケ端準(41)が27日、オンラインで引退会見を行った。

鹿島ユースを経て98年に鹿島に加入し、鹿島一筋で23年間プレーしてきた曽ケ端は「今年をもちまして引退することを決断しました。話をチームの方にさせてもらってから、徐々に気持ちはスッキリしつつある。充実した選手生活だったし、やってきたことに誇りは持っている」とあいさつした。01年に正GKの座をつかみ、J1通算歴代5位となる533試合に出場。手にしたタイトルはリーグ優勝7回、ルヴァン杯5回、天皇杯4回。常勝鹿島を最後方から支えてきた。

引退理由に「チームからアシスタントGKコーチの話をいただいた。そこと、他のチームでやる選択をした中で、他のチームでやるところに、自分自身の気持ちの部分でのってくるところがなかったのが正直な気持ち。選手として鹿島でこれだけ長くやって、鹿島で終われる幸せを感じている。この先も、チームのために働ける話をいただいて、チャレンジしたいなと思いました」と説明した。今後は、指導者としての生活がスタートする。