今季からJ1のアビスパ福岡は13日、福岡市内で今季の新体制を発表し、2年目の長谷部茂利監督(49)や新加入7選手らが抱負を語った。

この日、昨季C大阪でプレーしたブラジル人FWブルーノ・メンデス(26)の獲得が発表され、不在だった元U-19(19歳以下)ベルギー代表MFジョルディ・クルークス(26)を加え、新戦力は9人となった。

長谷部監督はメンデスに関して「大きく望むのは得点のところ。アシストだったりが一番大きい。守備の献身性があり、チームになじみやすい」と期待した。

現時点の編成は27人と少なめだが、クラブは今後もさらなる補強を進める予定でいる。

補強について、長谷部監督は「頼もしい」と話し、今季の目標には「勝ち点50以上、10位以上。ルヴァン杯でベスト4以上を目標にしたい」。基本的には昨季J2での堅守カウンターがベースだが、さらに強度を高め、質の向上を図り勝機を見いだす。

今季限りで、守備の要だったCBのDF上島拓巳(23)、チーム得点王のFW遠野大弥(21)、ビッグセーブで堅守を支えたGKセランテス(31)ら多くの主力が退団。既存、新戦力の融合も今季の浮沈のカギだ。