7年ぶりにJ1復帰となった徳島ヴォルティスは、1点差でセレッソ大阪に競り負けた。

2点を追う2本目、MF西谷和希(27)が約25メートルの直接FKを右足で決めた。元韓国代表の守護神GKキム・ジンヒョンが1歩も動けない芸術弾だった。

スペイン人のダニエル・ポヤトス監督(42)が入国制限でいまだ来日できていない。それでもC大阪を相手に、時間帯によっては主導権を握った。指揮を執った甲本偉嗣ヘッドコーチ(41)は「ビルドアップの課題点は修正できてきた。次の(ステージに)入っていける」と手応えをつかんだ。

徳島は1月の高知キャンプに続き、現在は宮崎キャンプ中で7日に打ち上げる。ポヤトス監督が不在とはいえ連日、夕食後はオンラインでスタッフ会議を開いて練習メニューなどの指示を受けている。

クラブ側によると、新監督の来日は政府の入国制限下では依然不透明だという。27日の大分トリニータとのJ1リーグ開幕戦(アウェー)には、来日後の2週間の自主隔離期間もあり、間に合わない可能性が高くなっている。