ヴィッセル神戸のスペイン人MFセルジ・サンペール(26)が10日、沖縄キャンプの練習後、オンラインで取材に答えた。

主将MFアンドレス・イニエスタ(36)と同じ名門バルセロナ出身で、今季で来日3年目を迎える。J1リーグ戦では計50試合出場で得点がないだけに、「もっとうまくなりたい意欲は十分ある。今季はアシストや、より相手のゴールエリアに進入したい。監督の指示の中でゴールチャンスに絡みたい」と、初得点を意識している。

神戸では基本的にアンカーの位置で先発に定着。試合状況によっては、最終ラインの中央を守ることもあった。本人は「(アンカーより)もう少し前や、もう少し後ろでプレーできる感覚はある。これまでの自分を超えて、うまくなってチームに貢献したい」と、複数の位置をこなすことに自信を見せた。

大先輩のイニエスタが右脚の手術で4月ごろまで復帰できず、「とても重要な選手だし不在の難しさはあるが、言い訳をせず、いい働きをしている他の選手で穴をカバーしたい」と総力戦を誓った。

サンペールは外国籍選手枠の関係で、昨年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)には出場できず、オフはスペインに戻って休養し、その後は自主トレに励んでいたという。