川崎フロンターレDF山根視来(27)が、日本代表入りへの思いを口にした。

17日、川崎市内での練習後オンライン取材に応じ、今季の目標について「タイトルは継続して取りたいし、個人的にも代表活動があれば入りたい」と話した。

世代別を含めて、これまで日本代表への招集歴はない。16年に桐蔭横浜大からアタッカーとして湘南ベルマーレ入りしたが、プロ1年目は出番がなかった。その後DFに転向して出場機会を得ると、20年から川崎Fへ加入した。

新天地では1年目の昨季、いきなり右サイドバックでレギュラーをつかんだ。「川崎Fで試合に出て活躍することは、そこ(日本代表)に直結すると思って移籍した。1年間意識してきて、去年は国内組を呼べない状況で悔しかったけど、それは仕方ない。チャンスが来るまで継続して良いプレーをするのが大事」と、今はその時を待つ。

13日に打ち上げた約2週間の沖縄キャンプでは、チームとしても個人としても手応えを得たという。開幕を告げる20日のゼロックス杯、ガンバ大阪戦(埼玉)まであと3日。「川崎は今年もすごいな、という試合ができるよう、ホイッスルが鳴った瞬間から圧倒できるようにしたい」と、日本代表入りへ勝負のシーズンを迎える。