サガン鳥栖から今季、セレッソ大阪に加入したMF原川力(27)が移籍後初ゴールを挙げた。

1-1の同点で迎えた後半13分、FW大久保のマイナスのパスをMF清武がスルー。後方で待ち受けた原川が、右足で強烈な一時は勝ち越しとなるゴールを決めた。

「点も取れるのが僕の特長だと思うし、早めに取れてよかった。キヨくん(清武)がうまくスルーしてくれたし、フリーだったので枠に入れることだけ考え、振り抜いたら入ったという感じ」

原川の得点は、鳥栖所属の昨年9月23日ヴィッセル神戸戦以来で、J1通算17点目。FKなどキック力に定評があり、開幕から3試合連続でボランチでフル出場した。後半終了間際にも惜しいシュートを放った。

「(移籍して)1点を早く取ることで気持ちの余裕だったり、ゴール前でチョイスするプレーも多少変わってくる。個人的に早く取れてよかった」。16年リオデジャネイロ五輪代表。攻撃的サッカーを具現化するために補強された原川が、早くも実力を見せつけた。