3連敗中の鹿島アントラーズのザーゴ監督(52)が6日、7日の柏レイソル戦を前にオンライン取材に応じ、前節からの修正に意欲を見せた。1-2で敗れた3日の浦和レッズ戦は、就任後ワーストの試合内容だったことを明かしていた。

指揮官は、浦和戦ではプレスがはまらずボールの保持もいつもの通りできなかったことを挙げ「この3日間で修正するところを映像で見せて話をして、グラウンドで練習した。特別なことを要求しているわけではない。就任当初からやってきたことを、ただやるだけのこと。そんなに難しい話ではない。明日は、ピッチ上で表現できていればと期待している」と話した。

鹿島は現在、開幕からわずか1勝で16位。17位の柏に敗れれば、降格圏に突入する。ここ最近の試合では、相手の嫌がるところへ侵入できず、攻撃の怖さが出せていない。ミスから相手にカウンターを浴びて失点する場面も目立つ。指揮官は「ピッチの中で消極的になっていたところは改善できる部分。明日の試合でいつも通りにやることを期待している。勝ち点3に結びつくような内容になってくれれば」と選手たちの奮起に期待を寄せる。

MF土居、和泉の負傷離脱に加え、新外国人選手の合流が遅れたことも響き、2年連続で開幕ダッシュはならなかった。だが、指揮官は土居が復帰したことを明かし「1カ月後には2人のブラジル人選手も合流できる状況になってくる。今いるメンバーでできることをしっかりやらないといけない。明日は安定したパフォーマンスを見せる、勝つことが目標になってくる」と連敗ストップへの覚悟を示した。