J1サガン鳥栖にFKヴラズニア(アルバニア1部)から完全移籍で新加入したケニア人FWイスマエル・ドゥンガ(28)が、元同僚の“オルンガ級”の活躍を誓った。

19日の練習後、初めてオンライン取材に対応した。昨季J1得点王とMVPに輝いた元柏レイソルFWマイケル・オルンガ(27)に続くケニア人としての意識は高く「彼がいろんな事を日本でできることを証明してくれたからこそ、自分もこれからいろんなプレーをして新しい価値を見いだしていきたい」と気合。189センチ、80キロの大型FWで長身を生かしたポストプレーなどに期待がかかる。

ケニア・タスカーFC時代の13年に一緒にプレーしたことがあるオルンガとは、Jリーグについて話す機会もあったといい「日本に来る前からJリーグのことは知っていた。オルンガと3、4回話した中で、Jリーグはとてもいいクラブばかりで、プレーヤーも人もスタッフもとてもいいということを聞いていた」。好印象を抱く新天地でひと花咲かせる覚悟だ。

コロナ禍で来日が遅れたが、鳥栖での目標は「出た試合は点を取るつもりで頑張り、チームの勝利に貢献したい」と燃えている。最後の公式戦が4カ月前といい、実戦からは遠ざかっているのは気になる。だが、コンディションについては「日々トレーニングを積みすごく良くなっている」と前向き。第2のオルンガの早期J1デビューが待たれる。【菊川光一】