J2ジュビロ磐田の新加入FWファビアン・ゴンザレス(28)がホームで来日1号を狙う。15日の群馬戦(ヤマハ、午後2時)に備え、11日は磐田市内で調整した。ゴンザレスは前節秋田戦で後半19分から途中出場。Jリーグデビューを果たした。次戦のベンチ入りは確実で先発の可能性もある。ゴンザレスは「出たら100%の力を出して勝利に貢献したい」と闘志燃やした。

デビュー戦では無得点に終わったが、2度の決定機に絡むなど、ストライカーとしての片りんを見せた。2トップを組んだブラジル人FWルキアン(29)との連係面も不安はない。「しっかりコミュニケーションを取れている。他の選手とのコンビネーションも上がればいい結果につながるはず」。

モチベーションも上がっている。次戦は磐田市内の小学6年生が「一斉観戦」に訪れる。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催できなかったため、2年ぶりの観戦を心待ちにしている子どもたちが多い。「夢を持っている子どもがすごいと思ってもらえるようなプレーをしたい。どんな形でもゴールを取りたい」。期待の助っ人がヒーローになり、3試合ぶりの勝利を呼び込む。【神谷亮磨】