14日に宮本恒靖監督(44)の事実上の解任を発表したガンバ大阪は同日、小野忠史社長(59)のコメントを発表した。主な内容は次の通り。

「今シーズン『TOGETHER as ONE』のスローガンのもと、すべてのステージで1位を目指すべくスタートを切りましたが、リーグ戦10試合を終え1勝4分け5敗、3得点 勝ち点7の暫定18位と降格圏内に低迷し、当初の目標と大きくかけ離れた現状に対して大変申し訳なく思っております。

宮本監督には当時不調であったチームを立て直していただくべく、2018シーズン途中から監督に就任していただきました。そのシーズンで見事残留を果たしていただき、世代交代を図りながら翌2019シーズンにはJ1リーグ7位、さらに2020シーズンにはJ1リーグ2位、天皇杯準優勝という結果を残していただきました。

私自身もこれからのさらなるチームの成長と飛躍を信じておりましたが、当初の目標であるすべてのステージでの1位を目指す中、10試合を消化した段階でチーム状況が改善することは難しいという判断をし、監督交代の決断を下しました。連戦中のチーム状況も踏まえ、当面の間、チームをよく知り現状の課題を把握している松波強化アカデミー部長にトップチーム監督を兼務していただき、チームの立て直しを託すこととしました。

現時点で皆様のご期待に沿えていないシーズンとなっておりますが、ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、ホームタウンの皆様、ガンバに関わる全ての皆様の力で必ずやこの苦しい状況を乗り越えられると信じております。新たな体制でリーグ戦の巻き返し、ACL、天皇杯、ルヴァンカップのタイトル獲得を目指して全員が心をひとつにチャレンジしてまいります。引き続きチームへのご声援のほどよろしくお願いいたします」