J2FC町田ゼルビアは16日、増築工事を終えたホーム・GIONスタジアムでの初戦を迎える。

対するは、無敗で首位を走るアルビレックス新潟。6位の町田にとって、こけら落としを飾るため、上位陣に食らいつくためにも、落とせない一戦となる。

昨季新潟でプレーしたFW鄭大世(37)は14日、古巣戦を前に取材に応じた。新潟の攻撃をけん引する10番MF本間至恩(20)について、ドイツ2部のボーフムで共にプレーしたMF乾貴士(32)を引き合いに「乾もすごかったけど、本間はそれを上回るくらいの才能をもった選手」と警戒。「今年の新潟は調子がいい。唯一の黒星を付けたい」と意気込んだ。

新スタジアムはJ1基準の1万5000人収容。今季2位以内に入れば悲願のJ1昇格がかなう。鄭大世は4月に左ひらめ筋(ふくらはぎ)の肉離れをするなど、あまり出場機会を得られていないが「J1を目指すと口に出すのは簡単だけど、経済的な面で行動に移したのは大きな1歩。昨日スタジアムで練習をしたけど、迫力があってよかった。スタジアムに足を運びたくなるようなパフォーマンスを見せないといけない」と、クラブの本気を刺激に変えた。