名古屋グランパスは、22日に、リーグ戦の第15節を徳島ヴォルティスと敵地で戦う。試合を前にFW柿谷曜一朗(31)が20日、オンラインでの取材に応じ、09年途中から2年半、在籍した古巣徳島への思いを語った。

「プロサッカー選手として続けられているのは、徳島にお世話になったから。美濃部監督(当時)をはじめ、尊敬できる先輩に出会えたから今の自分がいる」

こう感謝を述べた上で「自分がいたときとは違うチーム。強いチームになった」と話し、中でも警戒すべき選手として、徳島の背番号「8」を背負うMF岩尾憲(33)をあげた。

柿谷は「自分の中で徳島の背番号8と言えば倉貫一毅さんだが、それを超えるような選手だ」と強く意識している様子だ。「(岩尾を含め)ボランチにはいい選手がたくさんいる。ディフェンスが重要になる」と守りを重視したい考えを示した。

前節清水エスパルス戦(15日)から1週空いての試合になったが「前節は中2日でもハードワークできた。休みの量にかかわらず、ハードワークを続けることで自分たちのサッカーができる」と言い、90分間走り抜く決意を強調した。