ヴィッセル神戸三浦淳寛監督(46)が6日、オンライン取材に応じ、3日の湘南ベルマーレとのJ1リーグ戦で負傷交代した4選手の状況を説明した。

前半終了間際に自ら途中交代を求めた主将MFイニエスタは、試合後にハムストリング(太もも裏)に違和感があったためと、指揮官が明らかにしていた。

三浦監督はこの日、「(イニエスタが)自分で早い時間に外れて心配したが(復帰へは)そこまでの時間はかからないかなと思う」と、重傷ではないことを強調。ハムストリングは肉離れに至る場合もあるが、前段階の対処で離脱は最小限にとどめられるかもしれない。

DF菊池、GK前川、MF郷家も湘南戦で負傷しているが、イニエスタを含めて4人に対して、指揮官は「もう少し時間がかかると思ったが、思ったよりもかからないのかなというメディカル(担当者)の報告があった」と説明した。

7日は天皇杯3回戦で同じJ1の徳島ヴォルティスと本拠地ノエスタで戦う。今季はルヴァン杯など徳島との公式戦は1勝1分け1敗で、4度目の対戦になる。負傷した4人を含め、神戸の先発は大幅に入れ替わりそうだ。

徳島はJ1で現在6戦未勝利、3連敗中で15位に低迷している。逆に神戸は3連勝中で3位浮上と好調が続く。「(徳島は)今は結果に結びついていないが、難しい試合になるのは間違いない」と三浦監督。先発が確実のGK飯倉は「徳島は同じJ1で、下のカテゴリーとやるよりはやりやすい」と、真っ向勝負できる状況を歓迎していた。【横田和幸】