ジュビロ磐田は2-2でレノファ山口FCと引き分け、連勝は「8」でストップした。1点を追う前半22分にDF山本義道(のりみち、25)の今季初ゴールで同点。後半35分に再び失点するも、同40分にFWファビアン・ゴンザレス(28)のリーグ戦初ゴールで追いついた。2度リードされる劣勢で勝ち点1を獲得。鈴木政一監督(66)は「諦めない姿勢が最後の得点につながった」と及第点を与えた。

連勝は止まったが、負けなかった。前半12分に自陣右サイドを崩され、先制点を許した。それでも、焦りはなかった。ボールをつなぎながら攻撃のリズムを取り戻すと、同22分にセットプレーからネットを揺らした。MF遠藤保仁(41)の右CKを山本義がニアサイドで合わせて同点。前日練習でも繰り返していた形だといい、「狙い通りだった」とうなずいた。

後半35分には再びリードを許したが、助っ人がチームを救った。同40分に途中出場のゴンザレスがゴール前の混戦から右足で同点弾。試合後は「チームの力になれたことがよかった」と胸をなで下ろした。連勝は止まった。ただ、チームは最近12戦負けなし(9勝3分け)。最低限の勝ち点を積み上げ、首位を死守した。